Elasticsearch - 4

/etc/elasticsearch/elasticsearch.yml の設定項目の簡単な説明



・cluster.name : クラスタ
クラスタ名が同じノードがある場合、そのクラスタは結合する。
クラスタを分ける場合は、異なるクラスタ名を設定する。

・node.name : ノード名
ノード(インスタンス)の名前を決める。
デフォルトはシステムのホスト名になっている。

・path.data / path.logs
path.data にインデックスファイルの格納先を指定する。
path.logs はログファイルの格納先を指定する。

・network.host
Elasticsearchが外部との通信を行う際、リクエストを受け付ける情報を指定する。
REST APIを受け付けるためのHTTPモジュールと、内部ノード間通信のためのTransportモジュールの2種類の通信用ポートをオープンする必要がある。
HTTPモジュールはデフォルトでREST APIを9200ポートで受け付けており、
Transportモジュールはデフォルトで9300ポートで受け付けている。
network.host : 192.168.100.50
network.host : 0.0.0.0 # すべてを受け付ける
network.host : ["192.168.100.50", "localhost"] # 複数を指定
のように指定する。

・bootstrap.memory_lock
JVMが使うヒープメモリのディスクスワップを行うかを指定する。
trueに設定すると、ヒープ領域はスワップされずにメモリ上に固定される。

・discovery.seed_hosts
discoveryを使う場合に指定する。
ノード起動時にクラスタに接続する際、接続先となるMaster-eligibleノードを指定する。

・cluster.initial_master_nodes
複数ノードからなるクラスタの初期化を実行する、Master-eligibleノードを指定する。
Master-eligibleノードを使用しクラスタを構成するとき、ネットワーク障害対策のため、3つ以上のMaster-eligibleノードを作成するため、cluster.initial_master_nodesには3ノード以上のノード名を指定する。
cluster.initial_master_nodes: ["192.168.100.10", "master02.example.org", "master3"]
のように指定する。

/etc/elasticsearch/jvm.options の設定
JVMのヒープサイズはOSのメモリサイズの半分を割り当てることが理想
・-Xms : ヒープサイズの最小値。デフォルトは-Xms1g
・-Xmx: ヒープサイズの最大値。デフォルトは-Xmx1g